コノシロを喰う の巻



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【コノシロ】


コノシロはニシン目ニシン科コノシロ属のお魚。


出世魚で10cm台前半のものを 「コハダ」 と呼びます。


コハダというと寿司ネタとして有名ですよね。



晩秋から初冬にかけて、海釣り公園ではサビキ釣りでコノシロがアホみたいに釣れます。


30cmくらいになるので、初心者サビキ釣りのターゲットとしては、サバの次くらいに大きい魚になるのかな?



おじさんもサビキ釣りで4匹ゲット。


もっと釣れましたが、調理するのが面倒なのでリリースしました。



冒頭の写真はクーラーボックスから出したところ。


何もしていないのに、ウロコの半分くらいがいつの間にか落ちちゃってます。


カタクチイワシやサッパもウロコがすぐに落ちますよね? ニシンの仲間の特徴です。



ヒレ類をキッチンバサミで切り落とし、残りのウロコを落として良く洗います。


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綺麗な身体になりました。


さあ、どうしましょう?



コノシロやコハダというと、酢で〆る料理が一般的です。


ネットで検索すると酢レシピばかりがヒットします。


でも面倒くさいのが嫌いなおじさんは酢料理なんかにしません。


確か今の時期のコノシロは、塩焼きにしても脂がのっていて美味しかったはず。



そう、実はおじさんがコノシロを食べるのは今回が初めてではありません。


5,6年前くらいかな? 塩焼きにして食べたのは。


美味しかったですよ、脂がのってて。




塩焼きにするといっても、そこはニシンの仲間。


全体的に小骨が多く、そのまま焼いたんじゃあ食えたもんじゃありません。


なので5mm間隔くらいで骨切りをします。


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ちなみに内壁は真っ黒で汚いですよ。

サヨリより黒いかも。

念入りに洗いましたけどね。




【コノシロの塩焼き】

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うんうん、確かこんな感じ。


美味しそうに焼き上がりましたね。


さっそく頂いてみましょうか。




骨切りしたのに硬い小骨が口の中で暴れまくります。

上顎の裏や舌に刺さりそうで怖い。


おかしいな? こんなに骨が邪魔だったかな?


で、お味の方は?


脂はのってない、


旨味も感じない、



それより何より




ど、泥臭い・・・


ほ、星は・・・・


ゼロ・・・




神様


私は罪人です


食べ物を、


自然の恵みを、


捨ててしまうなんて


しかも3匹分も・・・



でも


これ以上食べたら



吐いちゃうかも・・・




あれー?


おかしいな?


こんなまずい魚だっけー?


酢締めなんて面倒くさいことしないで、


塩焼きでも十分に美味しいよって記事にするつもりだったのに。



という事で



今年のコノシロは酢〆にして美味しく頂きましょう!



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イラを喰う の巻



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【イラ】


イラはスズキ目ベラ亜目ベラ科のお魚。


Nさんが館山沖で釣獲したものを頂きました。




ベラの仲間かあ〜


嫌いなんですよね、ベラ。


ヌルヌルしてるし、顔が気持ち悪いし。


釣れたら100%リリースしてます。


ベラとは顔付きがぜんぜん違いますが、イラも変な顔だしヌルヌルもしてるんで、好きになれないタイプの魚なのは変わりません。


やっかいな魚をくれたよなー、Nさんも。



まずこのヌルヌルを取らない事には何も始まりません。


流水でゴシゴシします。


ゴシゴシ

ゴシゴシ

ひたすらゴシゴシ




10分くらいゴシゴシしましたかね。


なんとか手で掴めるレベルになったので、ウロコを落とします。


でかいウロコが飛び散るので、ポリ袋の中でやりました。


捌くのに邪魔なヒレも全て切り取りました。


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なんかより気持ち悪くなってしまったような・・・



頭を落とし、内臓を出そうとしたら、びっくり!内臓がほとんどありません。


腹の中が空洞なんです。


心臓とか肝臓らしきものはあるのですが、胃や腸のような臓器が見当たりません。


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こいつは食べ物をどうやって消化し排出しているのか?


不思議な魚です。




3枚に下ろします。

白身がとても綺麗でした。



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脂ものっていそう。


もしかしたら見た目と違って美味しいお魚かも?





皮を引いて、中骨の部分を切り取り、サクにします。


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お刺身でもいけるかな?とも思いましたが、無難にソテーにしました。


ネットで調べたら磯臭いっていう情報があったので・・・




【イラのソテー】

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心配していた臭みはありません。


でも旨味もありません、


脂ものってません。


素材の味をほとんど感じません、


なんと評価すればいいのかよく分かりません。


完全な見掛け倒し!



とりあえず星は


☆☆


くらいにしておきましょうかね。




・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・




本当はこれで終わりにしたかったんですがね。



うるさいんですよ、Nさんが,



頭の中が見たいって。


どういう趣味してるんでしょうねwww



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嫌ですよ、おじさんだって。


こんな変な顔の魚の頭の中を見るなんて。


大っ嫌いなベラ科だし。


でもここで断るとアカハタとかの美味しい魚を分けて貰えなくなるかもしれないんで、


泣く泣くやりましたよ。




口の辺りからザクッ


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でも簡単に割れてくれません。


頭の奥の方に硬い部分があり、包丁が当たって先に進みません。



ここで止めとくか?


でもNさんが許してくれないだろうな




しょうがないので、そこから先は手でこじ開けました。


なんで触るのも嫌な魚の頭を、手なんかで、とボヤきながら。



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なんとか半分にしました。


気持ち悪いですねー




裏側なんか見たくないでしょ?


でもNさんが見たいって許してくれないんですよ。



ほらっ


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うー、吐きそう。


えっ?


これを食えって?


鬼ですね。



しょうがない、


焼いてみるか。




【イラの頭の塩焼き】


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焼き上がりを見たかみさんの第一声が、



なんか身が青いんだけど・・・



もしかしたら焼けば美味しくなるかも?なんて期待してましたが、


世の中そんなに甘くはないようです。



青い塩焼き・・・



清水の舞台から飛び降りてみるか。



パクっ!



磯の香りが口の中に広がります



言い方を変えると、



磯臭さが口の中に充満します




神様


私は罪人です


食べ物を、


自然の恵みを、


捨ててしまうなんて


でも


これ以上食べたら



吐いちゃうかも・・・





ネットの情報では夏場は磯臭いので、食べるなら秋から冬だそうです。


臭いには個体差もあるそうですよ。




もちろん、おじさんは二度とイラないですが。




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サッパを喰う の巻


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【サッパ】


サッパ(拶双魚)はニシン目・ニシン科・ニシン亜科のお魚。


ご存知の通り、別名【ママカリ】

瀬戸内を中心に西の方では食用として親しまれているお魚ですが、関東では完全なザコキャラ扱い。

あまり言いたくないですが、海釣り公園では命を粗末にしているシーンを何回も見たことがあります。



食べたらとても美味しいお魚なんですけどね。



「サッパ」や「ママカリ」でネット検索してみると、出てくるレシピは酢で〆るものばかり。

サッパはニシンの仲間なので小骨が多いからなんでしょうね。

それはそれで美味しいので、時間と興味がある方はチャレンジして頂きたいと思います。



そんなの面倒くさくてやってられないよ



という方に、死後リリースする前にぜひ試して欲しいレシピがあります。



【サッパの塩焼き】


塩焼きなのでとても簡単ですよ。



①ウロコを落とした後に、流水で良く洗い


②小骨の多い腹回りを内臓ごとキッチンバサミで切り取り、


③腹の中を更に流水で良く洗って下処理終了。




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慣れればここまで1分かかりません。


後は塩を降って焼くだけ。


超簡単でしょ?


釣りから疲れて帰ってきても、これなら20匹くらいは処理出来ると思います。



サッパの塩焼き

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肝心なお味はと言うと


★★★★


星4つくらい。

しっかりとした旨味があります。

同じサイズのマメアジより美味しいかも。


ポイントは流水で良く洗ってヌメリを完全に取ること。

これで生臭さは完全になくなります。



小さい魚なので食べるところが少ないと思われるかも知れませんが、

12~3cmくらいのものなら、頭から骨ごと食べられます。

身もはがし易いので、骨が気になるタイプの方でも食べやすいと思いますよ。

ご飯のおかず、というより、お酒やビールの肴の方が向いてますかね。



ちゅうことで、


無駄な殺生は止めて、ザコキャラでも釣った魚は美味しく頂きましょう!




でなければ、即リリースしましょうね。


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ホウボウを喰う! の巻


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【ホウボウ】


ホウボウ(魴鮄、竹麦魚)は、市場魚貝類図鑑によるとスズキ目カサゴ亜目ホウボウ科ホウボウ属のお魚

ちなみにウィキペディアだとカサゴ目コチ亜目ホウボウ科ホウボウ属となっています。


さあ、どちらが正しいのでしょうか?


どっちでもいい?


まあ、そんなこと言わずに www

魚の分類って奥が深いですよ~

今度記事にまとめて発表させて頂きますんで。



さて、このホウボウ。10月上旬に館山で釣獲しました。

砂地の海底で、水深はそれほど深くなかったと思います。20~30mくらいかな?


おじさんの巧みなジギングアクションにまんまと引っ掛かってくれました。

肉食魚の宿命ですね。

30cmオーバーのグッドサイズでした。


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※ほんとにホー、ボーって鳴いてましたww



ホウボウの産卵期は春だそうです。

今はそんなにがっつく時期じゃないと思うんですがね。

そんなにおじさんのジギングが上手かったのかなあ?


・・・・

・・・・

・・・話を先に進めます。



ホウボウは 【足で歩く魚】 として有名ですよね。


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もちろん足なんかではなく、胸ビレの一部です。


いくら水の中といっても、足にしては細すぎますしね。


でも海底を歩いているような映像を何回か見たことがあります。


触覚みたいに、エサのカニかなんかを探しているんですかね?




そしてホウボウのもう一つの特徴と言えば 【カラフルで美しい胸ビレ】


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【海底のジュディ・オング】 と呼ばれる所以ですね。






えっ?

そんなふうに呼ばれてないし、全然似てない?


・・・・


・・・・


さてと、調理に入りましょうかね。


まず最初にやることは邪魔な前足や大きなジュディ・オングひれの切り取り。


そして体表のヌメリ取り。


メゴチやギマほどではないですが、ヌルヌルなんです、こいつ。


とりあえず塩で揉んでみました。


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でも落ちない!


結局、流水で5分くらいかけて洗い流しました。


その後は包丁の背中でウロコをこすり落として、内臓出して、頭ハネ。


下処理はここまで。


今回は「煮付け」にします。


まあまあのサイズだったので、お刺身も考えましたが、一番歩留まりがいいのは煮付けだそうなので。


それにホウボウの煮付けは以前にも食べたことがあったんですが、とても美味しかったんですよね。



という事で、この後は調理担当のかみさんへバトンタッチ。




【ホウボウの煮付け】


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評価は☆☆☆☆☆☆☆


星5つを2つも飛び出しちゃいましたwww


ふっくらしてお上品な味わい。


みりんの甘味に負けない深い旨み。


本当に美味しい。


おじさんがこれまで食べた煮付けの中で一番美味しい。



でも上の写真じゃ美味しさが伝わらないですよね。


なので今回は箸上げ写真も撮っちゃいました。



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う~ん、写真ヘタっ!!



美味しさを伝えるのって難しいですねー



ごめんよー

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イナダを喰う! の巻


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ご存知の通りイナダはブリの若魚


出世魚のブリ


関東では40cm~60cmのブリをイナダと呼びます。

60cm~80cmをワラサ、晴れてブリと呼ばれるようになるのは80cm以上です。

関西ではこのクラスをハマチと呼ぶそうですが、関東でハマチと言うと完全に養殖魚のイメージですね。



ブリ(鰤)はスズキ目スズキ亜目アジ科ブリ属のお魚。

全く同じ分類にカンパチとヒラマサがあり、ブリと合わせて「ブリ御三家」と呼ばれているとか。

う~ん、誰が名付けたんですかね?



食材は館山で釣獲したイナダ


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こいつは43cm


ブリ御三家は姿形が良く似ていることから名付けられたと思いますが、特にブリとヒラマサはそっくりだそうです。

ネットで検索してみると、ブリとヒラマサの違いを説明しているサイトがたくさん出てきます。


上顎の形とか胸ビレの大きさとか違いは色々あるようですが、二つを並べて見ないとハッキリと分からない様な違いばかり。



そんな中でおじさんがもっとも分かりやすいと思った違いは、胸ビレの位置。


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ブリやカンパチの特徴である、体表の黄色いライン。

ブリの胸ビレの位置は写真のようにラインの下にありますが、ヒラマサは黄色いラインと胸ビレが重なっているそうです。


でも大した違いではないですね。

マルスズキとヒラスズキの違いからしたら小さい小さい。

こんな小さな違いなら同じ種類にしちゃえばいいのに、

と思いましたが、この二つのお魚にはもっと大きな違いがありました。


Wikipediaによると、

ブリの最大記録は150cm、40kg

ヒラマサの記録は250cm、96.8kg


ヒラマサの方が倍近く大きく成長するようです。

そうなると同じ魚とは言えないですね。



話をイナダに戻します。


背ビレは柔らかいですが、第一背ビレの先端に、スズキ亜目の特徴のひとつである棘条(きょくじょう)があります。

指などを刺すととても痛いので気をつけましょう。

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※痛かった~



トゲはここにもありますよ。

気を付けましょう。

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三枚に下ろしました。

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自分で言うのもなんですが、

おじさんの包丁さばきも多少は上達したようです。


上達するためには多くの魚を捌いて経験を積む必要があるのですが、おじさんの場合、自分で釣る分だけでは数が少な過ぎてなかなか経験を積むことが出来ません。

ここまでこれたのは日頃食材を提供頂いているNさんやターキーさんのおかげですね。



皮を引きます。

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これはまあまあかな?



中骨と一緒に血合い部分を切り離します。

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おじさんは青物の血合い部分を信用していません。

ヒスタミンを作り出しそうだし、時間が立つと臭くなりそうだし。

なのでやや厚めに切り取ってしまいます。



柳刃包丁で刺身状に切りつけた後は、醤油、ミリン、お酒の漬け汁に漬け込みます。

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そして・・・


【イナダの漬け丼】

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評価は☆☆☆

ちゃんと作れば美味しく出来たでしょうね。

漬け丼は初めて作ったので漬け汁が適当でした。

これまで味付けはおじさんの担当範囲外だったのですが、今後はチャレンジしてみようと思います。

包丁もレベルアップしたしね。



ついでに以前に作ったイナダ料理も発表させて頂きます。



【イナダの煮付け】

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評価は☆☆

二日ほどたってから調理したからか、血合い部分が変質し、煮付けているのに臭みを感じました。

身はパサパサした感じで素材の味をあまり感じませんでした。



【イナダの塩焼き】

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評価は☆☆

イナダが爆釣した時に手抜きで作りました。

二枚におろしてぶった切って塩ふって焼いただけ。

でもね、美味しくない原因は別にあると思うんですよね?


上の煮付けもそうなんですが、イナダは火を通しちゃいけないんじゃないですかね?

脂が飛んじゃうみたいで、パサパサ感が強くて旨みを感じないんですよね。

ちゃんと作れば違うんですかね?



【イナダのお刺身】

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評価は☆☆☆☆☆

盛り付けが悪い理由はですね。

出来の良い切り身を、漬け丼用に間引いちゃったからです。

でもやっぱりお刺身が一番美味しかったですね。

脂が乗ってて臭みもない。

スーパーで1パック800円くらいで売っていそうです。




色々な料理にチャレンジしてみましたが、やっぱりイナダは生食が一番。


シーズンによって違うかも知れませんがね。


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